ありがとう看護師さん① ~入院日記~

元気かな?微熱があったり血圧が高かったりしているが、傷痕は日々きれいになっているようだ。しんどくなるサイクルがあるようで、午前と夕方以降にちょっと体調がすぐれなくなっている。自身の体の特徴を把握しながら家での生活に備えたい。

 

入院して1回目の手術を終えて間もなくして、「ここにずっといたい」「将来何かあったらまたこのフロアに入院したい」なんて不謹慎なことを思った。今でも密かにそう思っている。そう思わせてくれるほど、いい病院に出会った。特に看護師さんたちに恵まれた。看護師さんたちからすれば、ただ仕事をしているだけということになるかもしれないが、僕にとっては看護師さんがしてくれる1つ1つのことがありがたく、そのおかげで心穏やかな時間を過ごすことができた。

 

いったいどれだけ氷枕を交換してもらっただろう。2回目の手術後は足を冷やすこともあったので交換頻度も2倍になった。痛みどめをもらうために夜中に部屋まで来てもらった。朝方に来てもらったこともあった。背中から血が漏れていないかを確認してくれた。足から血が漏れていて夜中にガーゼを交換してくれた。シャワーを浴びる前後にガーゼのお世話をしてもらった。蒸しタオルで左肩や首もとを拭いてもらったこともあった。食事を部屋まで運んでくれた。毎日の体温や血圧の測定までがうれしかった。

 

病気や怪我のケアだけでなくて、それらも通して心のケアまでされていた。心が満たされていた。僕のような入院患者が日々山のようにいるんだろう。すばらしい仕事をしているね。存在がありがたかった。看護師さんにはどれだけ感謝しても足りない。足りないけど、ありがとう。