ありがとう看護師さん③ ~入院日記~

元気かな?卒業に伴い、入院日記も終わりが近づいてきた。明日の夜は身支度をするよ。

 

「白衣の天使」なんていう表現があるね。実際、2回目の手術の前はすごく気弱になっていたので、手術室まで付き添ってくれた看護師さんは僕にとっては本当に天使だった。救われた。

 

でも、やっぱり看護師さんは天使じゃないし、天使を期待しちゃいけないよねって今なら思う。

 

看護師さんも人間だもんね。しんどい時もつらい時も腹が立つ時もむなしい時もあるだろう。いろいろな患者相手だからこそ思わぬストレスを受けることもあるだろう。

チームでお仕事をするし、組織に属しているので、納得いかないこともあるだろう。人間関係も常に良好とは限らない。潤沢に人員がいるわけではないと思うので、ゆったりとはお仕事するのが難しいだろう。

 

入院病棟では患者が主役かもしれない。患者も頑張っている。でも看護師さんもいっぱい頑張っている。そのことがわかった。僕は40日しかいなかったけど、看護師さんたちがこれまでもいっぱい頑張ってきただろうことは容易に想像できる。そしてこれからもいっぱい頑張っていくんだろう。

 

患者にとって看護師さんは結果的に天使かもしれない。けれども人間だから、決して無理せずに患者の支えになってあげてください。僕はこの40日の間、看護師さんからたくさんのことを教わったし、たくさんのパワーをもらった。僕にとってかけがえのない入院生活だった。本当にありがとう。