心理療法を浅く勉強してみたら…②

元気かな?息子にスマホデビューさせたよ。

小学4年生の時にカウンセリングを受けていた話。

僕は図工が幼稚園の時から嫌だった。小学校に入ると「金曜日1時間目・2時間目」みたいにある曜日に2時間連続で図工の時間があった。僕はその曜日の朝も、その時間中もとても苦痛だった。だからといって、学校が嫌になったわけではなかった。友達が好きだったし、学校は図工を除けば楽しいことがいっぱいあったからね。

何回目のカウンセリングかは記憶にないけれど、ある時、「自由に絵を描いて」とカウンセラーに言われた。これには参った。絵が苦手な者にとって「自由に描く」ということはめちゃめちゃ難しい。心の赴くままに描くことなどできないし、僕には「絵」を意識して観たという経験がなかったので、絵というもののサンプルも持ち合わせていない。結局どこかで見たような、左側の丘の上にリンゴの木が1本ある絵を描いた。カウンセラーとはこの絵について少し話をした記憶がある。でもこの絵は、僕の心を象徴したものではなくて、僕の極めて乏しい絵画経験を象徴したものに過ぎなかった。

この絵画療法を通してカウンセラーがどのように僕を捉えたのか。興味はあるけれども今となっては知るすべがない。ただ、その後に絵画療法以外のカウンセリングが続いたので、この絵画療法は僕にとっては適切ではなかったとカウンセラーは判断したのかもしれないね。