ある講演会にて⑤

元気かな?

「講師」→「ストーリー」っていう順番で考えるならそれほど悩むこともないんだけど、僕の順番は「世界観」→「ストーリー」→「講師」だから、「ストーリー」と「講師」のギャップが毎回多かれ少なかれ発生する。

自分のストーリーを実現させるために、講師に「考えてもみなかったこと」「理解していないこと」「やってもないこと」をしゃべってもらうつもりはなく、あくまでも講師が実践・実感したことをその人のことばでしゃべってもらうことを大事にしている。リアリティに重きをおいていることに加えて、講演を、講師が講演後に自身の力でさらに輝いていくきっかけにしたいと考えているというのが理由。

なので、「描きたいストーリー」と「講師」にギャップがある時には、次のことを時間の許す限り試みる。

・現状の講師のすばらしさをさらに発掘しようとし、最大限引き出そうとする。

・ストーリーに見合うように講師にステップアップしてもらう。

それでもダメなときは、ストーリーを大きく変更しなければならないんだけど、幸いにもこれはまだ経験していない。

 

結局、1つ1つの講演において、聴き手のステップアップ、講師のステップアップ、会社のステップアップを一度に得ようとしているんだけど、欲張りだね。この欲張りのせいで随分としんどいんだけど、性分だから仕方がないね。