発想の傾向②

元気かな?

前提を疑ったり、最新の事実を収集してそれをもとにゼロベースで考えたり、自由に未来を描いてみることが必要な場で、仮に、発想を拡げてアイデアを多く出せる人が集まっていたとしても、場としてはちっともまともの発想が出ないことがあるよねーなんてこともよく感じる。

1つの要因としては、その場に集まるメンバー1人ひとりが、「事なかれ発想」「権力者へのおもねり発想」で集まってきてしまっていて、目的と役割を認識することなく、従来の癖のまま時間を過ごしてしまうこと。

これは、「そうではないよ」という軸を進行役がしっかり示せば、徐々にメンバーはおもしろいアイデアを出し始めるんだけど、進行役が事情をよくわかっていなかったり、自身の役割をわかっていなかったりすると場はしょぼいものになっちゃうね。もしも、進行役がポジションパワーの強い人だったりすると場の方向性の修正がしにくくなって、なかなかたいへんかな。

進行役よりもさらにポジションパワーが強くて、もはや誰も意見は申し上げられませんという、お目付け役のような人が進行役を補佐(指導)できればいいんだけど、メンバーの発想を活性化させる方向ではなくて、自身の考えで物事を決めつけちゃう発言を繰り返したり、そういう空気を醸成させたりすると、もはやまいっちんぐに近いね。

不穏な空気を一瞬もうまず、誰も傷つかず、ポジションパワーの強い人は満足する。組織としては一見平和。一方で、実は何も生み出しておらず、未来へのつながりも感じられない。これってもったいないよね。

もしも僕がこんな場に集う一員であって、何度か会合があるとしたら。目指すのは、

「最後の会合の時に、メンバーに"この場はとてもおもしろかった"と言わせてやろう」ということだね。