自宅の電車と実家の電車

元気かな?
通勤の時に使う電車と実家の近くの電車には大きな違いがある。どちらも私鉄なんだけど、一方は駅に到着する間際に揺れることが多い。ひっくり返りそうになることもある。もしシェーのポーズをしていたら間違いなく吹っ飛んでしまうだろう。もう一方はまずそんなことはない。生まれてから十数年利用していたけど、緊急停止以外に揺れた記憶はない。なぜこんな違いが起こるんだろうね。線路の状態のせい?車輌のせい?運転技術のせい?

自動車教習所に通っていた頃、教官に「ゆっくり転がすように車を停めなさい」とアドバイスを受けた。ブレーキのかけ方一つで止まり方が全然違うことを当時の僕は学んだ。そのことを考えると、2つの電車の一番大きな違いはブレーキングの差じゃないかななんて結論に至っている。

でも2つの電鉄間にそもそもそんなに大きな運転技術の差があるものなんだろうか。仮に運転技術に大きな差があるとすれば、揺れまくる電鉄内においても上手い人と下手な人がいることになると思うんだけど、一方の電車は押し並べて停車間際に揺れまくる。

押し並べて同じ現象が起こるということは、おそらく、「ここでしっかりブレーキをかけなさい」というマニュアルがあるんだろうなって思っている。「停車は転がすように」という発想もないんだろうし、電車は大きく揺れるものと思い込んで思考停止に陥ってるんだろうなって思っている。

お客さんの立場ならどう感じるのか?他社はどうしているのか?どこを改善できるとお客さんが心地よくなるのか?
そんな問題意識を持つだけでも仕事の仕方は変わるのになあなんてことを、大きな揺れに見舞われる度に思っているよ。