本からのアプローチ

元気かな?
社会人になって早々に松下幸之助さんの著書を読んだけれども、ふーんって感じで特に何かを感じることができなかった。それでも「企業は社会の公器である」という考えにはとても共鳴できた。20代の終わり頃、松下幸之助さんの言っていた「素直な心」っていうのはこういうことなんじゃないかなって少しわかりかけたことがあって、それがきっかけで好んで著書を読むようになった。

といってもしょっちゅう読んでいるわけではない。僕が松下幸之助さんの著書を手に取るのは、きまって「自分の仕事人としての軸がブレてるんじゃないか」と思うとき。つまり、「自分の軸ブレを感じる→著書を手に取る」という順番。

ところが、先日、特に軸ブレを感じていなかったのに、松下幸之助さんの著書が目に入り、迷うことなく購入するということが起こった。僕としては初めて順番で不思議に思ったんだけど、実際に軸ブレが起こっているのにそれに気づかなくなっている僕に対して、著書のほうから心配してアプローチしてくれたんだろうなって解釈している。

自分を冷静に捉えようとしているけど、まだまだ尻が青いってことだね。