大きな反省
元気かな?
この度のフィギアスケートの羽生さんの一連のニュースを観た時、がんばりを称えるようなニュアンスの報道に対して、息子が「がんばったじゃないねん!滑らせたらあかんねん!」と怒った。これを耳にして僕は大きく反省した。最近よく感じることだけども、僕の思想が息子にすごく影響を与えてしまっている。今回のことについても、僕がそう言っていて、息子はそのままの思考回路で発言したんだと思った。
息子にとっても僕にとっても、偏った物の見方に陥っていかないための一つのチャンスだと思って、昨晩、この出来事について息子と少し考えてみることにした。
はじめに「あなたが羽生さんだったら、滑ったかな?棄権したかな?」と問うた。
息子は「滑った」と言った。理由は「この大会に向けてがんばってきたから辞めたくない」「勝ちたいから」「ファンのために」ということだった。
同じように、
「あなたがコーチだったら?」
「あなたがライバル選手だったら?」
「あなたがお医者さんだったら?」
「あなたがテレビ局の人間だったら?」
と問うた。そして最後に、
「で、あなたはどう思うの?」と問うたら、「滑ってはいけない」と答えた。理由は「大会より命が大事」「チャンスはまだある」ということだった。
おもしろかったのは、終ろうとしたときに、「で、パパはどう思うの?」と逆問いをしてきたこと。刺激的な時間が過ごせたと思ってるよ。