ライバルの失敗

元気かな?
「社員はどんな気持ちなのか」が気になっているのはベネッセについてだけではない。報道の業界についてもそんなことを考えたりする。

A新聞がかつて例の記事を世に出した時の社員の気持ちはどうだったんだろう、とか、今の社員はどう思ってるんだろうとか。はじめはこんなことを思っていた。

A新聞への批判が強くなってくると今度は、別の社員の気持ちが気になり始めた。A新聞を叩く、報道業界の他の会社の社員の気持ち。真実を明らかにすることは大事だけど、ライバルの失敗をネタに相手の地位を落として、相対的に自分の地位を上げようとする手法というか姿勢というか根性というか。そういうのが見えたりした。もしも僕がそういう会社に身をおいているとしたならば、辛くなっちゃうんだろうと思う。

あくまでも僕個人はだけど、あういうことがライバルに起こったときは、「じゃあ自社はどうなの?自分はどうなの?」っていう発想をすることが好き。さらに言うと、「報道のあるべき状態を目指すために、自社はこれからどうあらねばならないの?自社は何をしていかなければならないの?じゃあ自分はどうするの?」っていう思考と着手が好き。

何%かはわからないけど、僕に似た感覚の社員もきっといるはずだと思う。ぜひ悔いを残さないような仕事の仕方をしてほしいなって思う。