ゴーストライティング①

元気かな?新幹線に乗ったよ。
僕はすっかり忘れていたんだけど、母が覚えていた話。
各地の事業所の責任者は月に1度は管轄内の関係者に文書でメッセージを発進する。20代半ばの頃にいたある事業所で、僕はそこの責任者のゴーストライティングをしていたことがある。といっても2、3ヶ月だけだけどね。別に病気で休んでいたわけでもない。僕の年収の2倍くらい(以上?)手にして元気いっぱいだった記憶がある。

おかげさまで僕はその時より前に、「責任者に頼っていてもどうしようもないし、その人の変化を待つ時間ももったいない」「事業所として、今必要なメッセージを発進し、必要な行動をとるべき。そうしないと真面目に働いている人に申し訳ない」というスタンスだったので、ゴーストライティングはやるべきこととして淡々と遂行していた。

当時は考えもしなかったけど、このことを社内や管轄内で公にしたらどうなっていたんだろうね。おもしろい展開になっていたかもしれないし、なっていなかったかもしれない。恥部を暴いた罪で僕がどこかに島流しになっていたかもしれないね。ちなみにその責任者が今どうしているか。それはシークレット。

僕はゴーストライティング自体が悪いとはまったく思わない。むしろ組織のトップオブトップは、ゴーストライティングを活用してでも、周囲からの信頼感を高め、関係する者がやる気になるようなメッセージを発進しなければならないと思っている。そうでなければ組織の明るい未来が描けないし、真摯に取り組む人がかわいそうだもんね。でも、それ以外の責任者と言われる人には、やっぱり、自分の考えと自分のことばをしっかり持っていてほしいなって思うよ。

それぞれがそれぞれの果たすべき役割をまっとうできるといいね。きっとみんなが仕事をもっとおもしろく感じられるようになる気がする。

今日もいい日だったよ。あなたにとっても幸せを感じられる1日であったなら、とてもうれしいな。