身の処し方④

元気かな?
お世話になっている人が、お子さんが就職活動をしているという話をした。一番入りたい会社に入れなかったのでとても心配だということだった。世代的に仕方がないかもしれないけど、その人も「男たるもの、入った会社で一生勤めあげるものだ」という価値観を持っているんだなと感じた。

日本の現状を考えると、僕も含めて、これからは70歳くらいまでは何らかの形で仕事に携わらないといけなくなるだろう。そのお子さんが就職して70歳まで約50年。50年間1つのところで過ごすという考え方がはたして現実的なのか。その50年間を3つ、少なくとも2つに分けて人生を考えたほうがおもしろいんじゃないか。そんな視野で就職を考えてもいいんじゃないか。僕はそんなことを伝えた。

他人のお子さんだからこんなことを言ったのではない。仮に僕の息子が就職活動をする年頃であっても同じことをきっと言うだろう。ちなみに、もしも僕が今20歳だったとしたら、周りと同じ時期には就職しないだろう。そこから会社人生を15年サイクルで2セット。そこからは組織とは違う立場で、何かしら社会貢献を実感できる活動をするだろうことははっきり言うことができる。昔ながらの価値観が必ずしも正解でなくなってきているという点で、これから社会に出ていく人たちにとっては、実におもしろい時代になっていく気がしている。

ミドル臭に気をつけながら、僕も元気もりもり過ごしていこうと思ってるよ。

今日もいい日だったよ。あなたにとっても幸せを感じられる1日であったなら、とってもうれしいな。