身の処し方③

元気かな?
若い会社員の人は真似したらだめだなってことを結構やってきた気がしている。20代半ばのこと。新しく赴任した職場の会議が中身がなくてあまりにもつまらない(←と僕だけが思っていたのかもしれない)ことが続いていて、よくなる気配がなかった。その時も、本質部分ではない些細なことを決めるのにわざわざ全員を集めて、2時間うだうだしていてまだ結論を出さない。超生意気&イライラがピークに達していた僕は、「そんなんどっちでもいいやろ。さっさと決めたらどう?こんなこといつまでもやってたら会社潰れるぞ」的なことを言ってしまった。場が凍りついたのは言うまでもない。僕はそれから会議に出なくなった。こんな時間を過ごして給料を得るのはパートナーさんに対して申し訳ないと思った。生意気で組織のルールを理解していない、かつ、組織の風土を変える力のなかった当時の僕は、無駄な会議に使う時間とエネルギーをパートナーさんに使うことに決めた。会議資料だけ提出してパートナーさんのところに出向いたり、悩みを聞いたりしていた。

上司やベテランの方々からは何ともうっとうしい存在だったとは思うし、実際、僕の敬う気持ちや態度も不十分で失礼なことが多かったと思う。言動や物事のもっていき方ははっきりいって未熟で擁護も難しい。

けれども、たった1つだけ正しかったと思うことがある。それは「仕事の時間」に対する感覚。同じ1時間を使うんだったら、少しでも関係者個個人がレベルアップするように、チームがレベルアップするようにしようよという感覚。同じ1時間を使うんだったら、誰かの役に立つように。同じ1時間を使うんだったら、組織の未来に繋がっていくように。

残念ながらこの「時間感覚」は現時点でまだ組織レベルで浸透していないんだけど、少なくとも僕のような考え方が変人扱いされなくなっていることは感じる。
若い会社員の人には、一人よがりでなくて、本当に正しいと心から思うことは貫いたらいいんじゃないかなと思う。本当に正しかったら時代が後から追いついてくると思うよ。時代が追いつくのを待てないなら、思い切って会社をやめちゃうことも選択としてありだと思う。
せっかく働くんだから、充実したいい時間にしたいね。

今日もいい日だったよ。あなたにとっても幸せを感じられる1日であったなら、とってもうれしいな。