ポテトフライ

元気かな?
マクドナルドくらい細くて塩味のついたものなら少しは食べるけど、ハンバーグステーキとかにくっついてくるポテトフライは好きじゃなくて手をつけないことが多い。

よく行く洋食屋さんは、オムライスとかカレーライス以外にはもれなくポテトフライが5、6本付いてくる。僕はもともと食べないつもりだから、注文時にはポテトフライのことはまったく頭になくて、出てきた料理を見て「あ。要らないっていっときゃよかった」って思いながら、申し訳なさいっぱいで残す。その繰り返しがおそらく30回は軽く越えていたと思う。
その洋食屋さんは少し前に息子さんに引き継がれた。メニューが増えたけどやっぱりポテトフライが付いてきたから、同じことが繰り返された。

先日、やはりポテトフライのことに触れ忘れて料理を待っていると、お皿にはポテトフライが乗っていなかった。「ポテトがお好きでないようなので、かわりに高菜にしてみました」と説明があった。「やるな!息子さん!」って思ったよ。実を言うと、ポテトフライ以上に高菜はお望みではないんだけど、心意気を大事にしたかったから、トマトソースをいっぱいつけて一気に噛んで飲み込んだよ。

息子さんの仕事ぶり、がんばりがうれしい瞬間だった。それにしても大きな謎が1つ残る。何故に高菜?ひょっとしたら僕が高菜顔なんだろうか?全身から高菜フレグランスがしているのだろうか?注文した料理が「シェフの気まぐれメニュー」だったから案外高菜も気まぐれだったのかもしれないね。
機会があれば、一緒にランチができるといいね。