印象に残るCM

元気かな?
僕は超テレビっ子だった。視聴したプログラムも数えきれないけど、視聴したCMはその何倍もの数になる。
どのCMがすばらしいとか、どのコピーが秀逸だというような専門的なことはわからないけど、心に突き刺さるというかとても印象に残っているものがある。それは、明石家さんまさんが出演していたキッコーマンのポン酢醤油のCMのように、露出量が多くて何度も何度も観たものではない。

観たのは小さい頃。観た回数もそんなに多かった記憶がない。なのに、「おしりだって洗ってほしい」というTOTOウォシュレットのCMは強烈に印象に残っている。小さいながらそのコピーに惹かれたことを覚えている。「おしりも洗うものなんだ」っていう新たな価値観をうまく提示したことが当時の世の中には斬新だったんだろうと思うけど、小さい僕にはそんなことはわからなかったし、感じることもなかっただろうと思う。おそらく僕にとって衝撃的だったのは、「おしり」が主体になったこと、「おしり」自体に心があるかのように表現されたことだったかと思う。

今考えても、素敵なコピーだなと思う。ウォシュレットに挑戦するはるか十数年前からこのCMは好きだったから、きっと僕にとってはほんとにすごいコピーなんだね。