録画の半沢直樹③

元気かな?
半沢直樹の最終回の録画を息子と観たときに1つわかったことがある。それは息子の価値観に「組織のトップは能力的にも人格的にも飛び抜けて優れた人間である」というものがあるということだった。少なくとも正義のヒーローであるべきだと思っていたようだ。処遇を言い渡す最後のシーンがよっぽど気に食わなかったんだろうね。

僕は、「トップは必ずしも優秀でなくても構わないことを話した。少なくとも取り巻きがしっかりしていて適格なサポートができれば組織はうまくいく。もちろんトップ自体が優れているともっといいんだけどね」みたいな話をした。
息子は最近プロ野球中継をよく観ているので、監督・コーチ・選手の関係に置き換えたら、何となく理解できたようだった。

ここからは僕の「取り巻き観」なんだけど、
・冷静に多面的に物事を判断でき、トップが間違っている時は、箴言できること
そのうえで、
・トップが周りから信頼され尊敬されるように最大限の演出をすること、メンバーに不安を抱かせる要素を取り除くこと
(視野、発想、熱意、論理性、一貫性、明確さ、決断力、事実に向き合う姿勢、メンバーへの配慮等に、欠けているものがあれば確実に補うこと)
が取り巻きには特に大事だと思っている。

僕自身は取り巻きこそ最重要と考えているけど、その取り巻きにどういう人を据えるかは結局はトップの器しだいってことになっちゃうから「最適の取り巻き」っていうのは実際には難しいだろうね。
難しいんだけど、組織に関わるメンバーの人生やその家族の人生を左右する立場だから、受け入れるべき難しさなんだろうなって思ってるよ。