役回り

元気かな?

僕が新入社員ではじめて配属したところは、少し前に、パートナーさん達の満足度調査で断トツで日本で最下位になった事業所だった。でも不思議と「貧乏くじを引いた」なんて思わなかった。

数年経って赴いたところは、メンバーを総入れ替えしなければいけないような状態だった。会社の価値観が浸透していないどころか、社会人としてのモラルにも疑問をもたざるを得ないような環境だった。でもやっぱり不思議と「貧乏くじを引いた」なんて思わなかった。

そして、2月16日の「幸せの本質①」で触れた職場。心が痛むような、情けない、悲しい状況だった。でもやはりやっぱり不思議と「貧乏くじを引いた」なんて思わなかった。

こういう状況(いや、心の痛み度合いは3回目がもっともひどかったが、)を3回迎えようやく気付いた。僕にはこういう環境が巡ってくる。神様が僕を鍛えてくれようとしているのか、はたまた、僕が果たすべき使命があるのか。はたまた、これまでにまだ果たせてないまま積み残してきたことがあるからなのか。いずれにせよきっと偶然ではないだのだろう。

結果的にここでの時間を通して、僕は自分にとことん向き合うことになった。

自分の正義感はいかほどか。責任感はいかほどか。どこまでチームメンバーやお客様を愛せるのか。自分は何を一番大事にしているのか。自分は何が一番欲しいのか。

大げさな言い方だが、生き方・人生を深く考えるきっかけになった。

客観的に見れば「貧乏くじ」だらけかもしれない。でも僕はラッキーだし、とてもツイていると思っている。

決して得な役回りではないだろう。でもこれが僕らしいよねと思えている。

これから現れるいくつもの環境。僕らしくそれらを楽しんでいきたいと思う。