僕の仕事は誰のHAPPYにつながっているか

元気かな?

現場の最前線の人たちと定期的に会う。1~2ヶ月に1日の割合かな。僕が現場を離れて6年以上になるから、この会合は5年以上続いている計算になる。

僕は弱い人間なので、本社で方針を作ったり、管理をしたりする仕事をしていると、自分が偉くなったかのように勘違いしてしまいそうになるんだけど、この会合のおかげで自分を見失うことなく日々を過ごせているような気がする。ただ話をするだけだけど、結果として、自分が何のためにこの仕事をしていて、なぜこの会社にいるのかについて立ち戻ることができるので、とてもありがたい。

僕は学生時代のある経験から、今いる会社の現場の最前線の人たちの応援がしたい思って入社を決めた。現場の最前線の人たちをしっかり応援できて、その人たちが輝けばきっといい会社になるだろうし、いい会社にすることでさらにみんなが輝いて、みんながHAPPYを感じられるようになるだろうし、僕はそういう仕事の仕方がしたいと思ってきた。若い頃の仕事のレベルなんて恥ずかしいくらいのものだったと思うけど、それでもその時々で「僕の仕事は現場の最前線の人たちのHAPPYにつながっているのか」ということを自問自答しながら仕事に向き合ってきた気がしている。これまで何とかモチベーションを高く保ちながら、「(自称)ナイスな仕事ぶり」を積み重ねてこられたのは、きっと自分の仕事が現場の最前線の人たちのHAPPYにつながっていると少しでも感じることができたからだと思う。

でもね。今は、というか、この1年、僕の仕事が僕が大切にしたいと思っている人たちのHAPPYにつながっている感覚がまったくしない。部署のその場しのぎのため、会社のその年度しのぎのため、手柄が欲しい人の手助けのため、そんなことのために僕は毎日の時間を費やしている気がしてならない。大切にしたいと思っている人たちに申し訳なさを感じることがとても多い。

もともとお金や待遇や権力が目当てで仕事をしているわけではないので、僕にとっては今の状況は深刻。

まさかこんなことで悩むようになるなんて想像もしていなかったよ。ややこしい男だね。人生おもしろい。