頑張る

元気かな?僕の住んでいるところは梅雨にもかかわらずほとんど雨が降らないけど、あなたのところはどうかな?

僕が気に入っているエピソードがある。丹羽宇一郎さんが若手社員に「頑張ります!」って言われた時、「君、頑張らなくていいから仕事しなさい」と返したという話。

僕は頑張るっていう考え方は嫌じゃないし、頑張ってる人は好きだし、頑張ろうとしている人は応援したいと思う。でも仕事に関しては、実際に「よく頑張ったね」って思うことはよくあるけど、それとその仕事をどう評価するかはまったく別物。僕が仕事上で大事にしたいのは、その仕事によって具体的に何がもたらされたかということ。仕事の仕方はどうだったかということ。その人が何を見据えてその仕事を通して何にチャレンジしたのかということ。

僕の所属する組織では、僕のような評価軸を持つ人は異端で、冷たいとか厳しいとか言われる。で、最終的には「(役職上位者が)頑張った(と感じた)個人やチーム」が偉いと位置付けられる。生産性を問う風土も今のところない。

本人が頑張ったと言える状態になっていること自体はすばらしいし、身近な人ならばいっぱい労いたい。でも、「他人と比べてどれだけ頑張ったかどうか」なんてわかるのは神さまくらいじゃないの?なんてよく思う。

昔はこんなことを口にしまくっていた。気づいたらこの数年はまったく口にしなくなっている。波風をたたせないように僕も頑張ってるのかもね。

今日もいい日だったよ。あなたにとっても幸せを感じられる1日であったなら、とてもうれしいな。